父の命日のため、お墓参りに行ってきました。
毎年同じことを書き続けていますが、今年も。
食べることが大好きで、新鮮でおいしい食材を求めて築地や青果市場に買い出しに行っていた父。
もちろん、我が家は飲食店ではありません。おうちごはんのための買い出しです。
そんな父は、晩年、誤嚥性肺炎を頻発し、その予防のために胃瘻にして口から食べ物が取れなくなりました。
栄養は取れるけれど、好きなものを食べることができなくなった父は、最終的には胃瘻にしても誤嚥性肺炎を起こすようになりました。
延命のために胃瘻にしても、意味がなかったのです。そのころの父は、自分の意志を強く発することはできない状態でした。
口から食事をとる、歩いてトイレに行く。これができなくなると、寿命に近づいているのです。
長く生きることがいつも正しいわけではありません。
人は必ず死にます。
私もいつか死ぬときがきます。
それがいつなのかわからないけれど、私は医術で延命する処置は希望しません。
それで早く死んだとしても、それが私の寿命です。
いつそのときが来ても、悔いのない人生を送ったと生に感謝できるように今を精一杯生きたいです。
私は今、幸せに楽しく生きてます。お父さん、ありがとう。