※2020年4月にメルマガに書いた記事を編集して掲載しています。
投資といえば、下がっているときに買って、上がったときに売るもの。
だから、下がっている今、まとまったお金があるので一括購入した方がいいでしょうか？
それとも、毎月同じ日に同じ額だけ購入していく積立購入がよいでしょうか？
こんな質問が多くよせられます。
ここが底（一番価格が下がったところ）で、これからは上昇しかしていかない。
と、もしも見極めることができるなら、底で一括購入するのがよいでしょう。
でも、どこが底なのかは過去を振り返って「あそこが底だったのだ」とわかるもの。
将来のことは、誰も確実なことはわかりません。
底で買えたという人は、たまたまラッキーだった人としかいえないのです。
2000年以降、2000年ITバブル崩壊、2008年の世界金融危機（リーマンショック）がありました。
世界金融危機のときのニューヨークダウは、急落前の高値から1年6ヵ月で-58.8％ほどになり、急落前の高値に回復するまで5年2か月かかりました。
コロナの急落は、5週間で-34％ほど。
さらに下がるのか、回復していくのかは誰もわかりません。
とはいえ、過去の下落において、回復までの期間はかかるもののそれでも世界経済は発展していっています。
「これからしばらくは経済状況は悪そうだけれど、将来的にはよくなっていくはず。」
そう思えるのなら、私は積立購入でコツコツと量を積み上げていく投資（積立投資）がよいのではと思います。
一括購入して、その後下がっても全然気にしない、放っておくから大丈夫、という鉄の心をお持ちの方は一括購入もアリかと思います。
私はどうしたかというと、
株価が下がってきてから積立購入の金額を少し増やしました。
加えて、配当や優待で前から狙っていた個別株（日本、米国）を少し購入しました。
個別株の購入は、一括投資になりますね。
私は投資のゴールは60歳以降と決めているため、途中の下落は気にしていません。
