京都の伏見稲荷大社の隣から熊野(三重県南牟婁郡御浜町)に引っ越しました。
新居は、世界遺産、熊野古道の峠の中にあるポツンと一軒家。
麓に降りないと、お店どころか家もありません。
最寄り駅まで、車で20分ぐらい。
東京に行く交通機関はあるけれど、車で行くのが一番便利そう。
高速で7時間ぐらい。
こんな感じで、陸の孤島のようなところです。
加えて、今は新居のリフォーム中で、キッチンもお風呂もありません。
お風呂は車で20分の源泉掛け流しの温泉に、回数券を買って通ってます。
キッチンはなくても、山の水を引いている流しだけあり、カセットコンロで簡単な料理をしてます。
炊飯用の土鍋を買い、玄米を土鍋で炊いてジャーに入れて保温し、酵素玄米にしてます。
ここでの暮らしのテーマは、不便を楽しむ。
ここの暮らしを聞いたら、誰もがビックリするぐらい不便です。
でも、
家にお風呂がないけど、毎晩温泉に行けます。
周りにお店がなくて買い物に不便だけど、夜は街灯がなく真っ暗なので、プラネタリウムのような星空を楽しめます。
不便を楽しむと、今までの暮らし以上に豊かさを感じるのです。
不思議と。
お金を使わず、贅沢している気分です。
毎晩温泉に行くのは、ちょっと贅沢かもしれません。
ただ、回数券使っているため銭湯代より安いです。
豊かに暮らすためには、お金が必要。
これって本当でしょうか?
子どもの頃から刷り込まれてきて、何の疑問も持たずに当たり前のことと思い込んでいませんか?
豊かさ=お金
と思うと、豊かな生活を送るのは少し難しいかもしれません。
今まで当たり前だと思っていたことに、
それは本当なのかな?
別のやり方はないのかな?
と考える機会を持つことをおすすめします。